中峰の話

ひとつも変わらない

金沢に聞いてみた。ひとつも進まない毎日はそんなに悪いことかと。変わらない毎日はいいものではないかと。 金沢は考え込んだままだったが、ぽつりと「自分は納得できないのだろうな」とつぶやいた。

ひとつも進まない毎日

毎日仕事に行き、家に帰る。子どもの面倒を見る。妻とテレビを見ながら話す。 いろいろなものは移り変わっている。だけど、自分の中で何かが進んでいるという実感が無いんだよ。ひとつも進まない毎日をただただ過ごしている感覚で。 毎日やっている仕事。も…

ベンチャーが大企業になってもなぜ初期メンバーは残るのか

貞友との話のつづき。ベンチャーが大企業になると元いた人が辞めていく理由はわかった。その割には初期メンバーって結構な確率で残っているような。 ビールを飲もうとしてた貞友はその手を止めて答える。 「ああ、そりゃ簡単だ。つまり居心地がいいんだ。 な…

ベンチャーが大企業になるとなぜ元いた人が辞めていくのか

貞友が転職したと聞いて飲みに行った。確か5人ぐらいのベンチャーに入社してバリバリやってたはずだ。その会社は今では数百人の社員がいる会社になっており、同じ業界では頻繁に話題になっていた。貞友はまたベンチャーに転職していた。 貞友は言う。ベンチ…

楽しいを基準に、大事に、選ぶといい

大人になると我慢を覚えていく。 あるいは代わりのご褒美と引き換えに辛さを引き受けられるようになる。 仕事だからがんばんなきゃ、給料もらってるし、みたいなね。もしそれが、その我慢の先に本当に欲しいものがあるなら、 その我慢は健全なものだし、乗り…

お金という、社会の発展に生産力を貢献させるしくみについて

大学のゼミの先輩の鈴木さんと久しぶりに飲んだら、 こんなことを語っていた。 いわく、会社に行かず自分の思うままに毎日を過ごせたらないいなと思う。 働くことがイヤなわけじゃなくて拘束されるのがイヤだ。 自分の時間なのだから自分の気分に合わせて生…

上司に認められるだけで

そうやって悩んでいたところで、 ちょうど半期面談があり、 自己評価的には及第点で、満点ではないなと思っていたら、 上司からはエラい良い評価をされていた。仕事が認められたことと、 役に立てたということで、素直に嬉しかった。結局それで嬉しくなって…

最近、生き方についてよく考える

最近、生きていき方についてよく考える。 社会人になり、会社員生活を過ごし、 もしかしたら人生の半分を生きてしまった。 働く毎日に思う。 今、自分ががんばるのは何のためだと。…社長のためか?と思う。 社長しかり、上司しかり、 彼らの立てた方針・ビジ…

退屈な毎日を抜け出すには

昨日の話の続き。ある程度生きると人生は退屈だけになる - 千夜一夜 退屈な毎日ってのは、つまり、そのレベルの毎日に飽きたってことだと思う。人生にはレベルがある。階段のように(といっても1段1段がべらぼうに広いイメージ)、上がっていくものである自…

ある程度生きると人生は退屈だけになる

友人Aさんと飲みに行った話。既婚、31歳、あと数ヶ月で初めてのお子さんが生まれる。正社員、係長、勤めている会社は、まあ安泰。趣味はフットサル、だったはず。「毎日会社に行き、それなりに忙しいが普通に仕事をこなし、家に帰り、嫁がいて、そこそこに会…

うまい読書感想文の書き方

トピック「読書感想文」について中学生以来書いていない読書感想文。今、書くとして、それなりに良い評価をもらえるためにどう書いたらいいかを考えた。ポイントは3つある。 自分の体験談を織り交ぜる 感想文全体で3分の1ほどは引用や本の説明にあてる 引用…

人生の楽しみと自分のストーリーを進めること

自分のことをおろそかにして、他人のストーリーだけ見て楽しむのはウソだって思うのよ。もっと踏み込んで言っちゃえば、他人のストーリーを本当に楽しむためには、自分のストーリー攻略に真剣に取り組むことが必要不可欠なんだよ。人生の楽しみは質が違うん…

人間関係には時間も必要

人と人との関係は、あったその瞬間にすべてが決まってしまうわけではないから、今が「どうもちぐはぐだな」「ぎこちないな」という関係性であっても、コミュニケーションの回数を増やしているうちに次第と仲良くなっていったりする。当たり前の話なのだけど…

なんでこんなことをやっているのだろうと

「なんでこんなことをやっているんだろう」ふと立ち止まる瞬間はないだろうか。猛烈に仕事していた残業中、日々繰り返す家事を繰り返していた最中。みんなそういうときどうするんだろう。気持ちを誤魔化して、一時の気の迷いだとして、あるいは「そんなもの…

我々は自由研究し続けながら生きている

今週のお題「自由研究」自由研究といえば小学校の夏休みである。なんでもいいからテーマを1つ決めて調べたいことを調べる。小学生が興味を持つようなことは時間をかけないと調査しきれないことが多いので、今思うと、思いつきでテーマを決めなければよかった…